全国的に、土砂災害警戒区域が指定されていない箇所においても土砂災害が発生しています。
この状況を踏まえ、国は令和2年度に、従来の地形図では抽出困難な箇所への対応を行うため、基本指針に高精度地形図による抽出精度の向上を図る内容を追加しました。
この変更を受けて、福岡県では令和3年度から令和4年度にかけて、高精度地形図を航空測量によって作成し、この高精度地形図を用いて、令和5年度に新たに区域指定のための調査を行う箇所(170箇所)の抽出を行いました。
令和6年度から抽出した箇所の現地調査に着手するにあたり、その調査箇所について、福岡県が令和6年5月24日に「土砂災害警戒区域等の新たな指定に向けた調査箇所」を公表しました。
また、調査箇所については、県民の皆様の避難の際の参考としていただくためのものでもあります。
調査箇所の場所など詳しくは、福岡県ホームページ及び下の関連ファイルにある「福岡県公表資料」を確認してください。
注:土砂災害警戒区域は、土砂災害が発生した場合に、生命や身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域で、土砂災害防止法に基づき、福岡県が指定します。土砂災害警戒区域に指定された区域については、危険の周知、警戒避難体制の整備、一定の開発行為の制限、建築物の構造規制等が行われます。
問い合わせ
福岡県県土整備部砂防課土砂災害対策係(電話番号:092-643-3678)